2012.4.30

●Erbsen-Eintopf・・・9,90ユーロ
朝9時前には2日間滞在したライプツィヒを出発し、次の目的地ベルリンへ移動。朝食は、スープと黒パンを移動する列車の食堂車でとるでござる。ライプツィヒからベルリンまでの車窓は、この時期のドイツの風物ともいうべき菜の花の黄色が続いていた。
3回目となるベルリンは、前回までと同様にダンナの友人アレキサンダーに各所案内してもらう。アレキサンダーは、12歳の時に東西を分断していた壁が崩壊するという歴史的な経験を経て大人になった。「アイツは、東(共産主義)の嘘も西(資本主義)の嘘も体でわかっている。」とダンナが言う。そんな彼が案内してくれるベルリンは、日本のガイドブックに載っているマスト・観光スポットとは違っている。今回もアレキサンダーのコーディネートでディープ・インパクトを楽しんで参りました。

ベルリンに到着し真っ先に向ったのが
ドイツ最大にして最高級の百貨店KDW(カーデーヴェー)。ダンナの友人アレキサンダーは西ベルリンだったエリアを本当のベルリンと認めておらず、特に、この百貨店がある
Kurfürstendamm(クーダム)エリアは全くつまらない場所と言い切る。勿論、ここは彼のベルリン・マストポイントではない。しかし、
ドイツ最大にして最高級の百貨店KDW(カーデーヴェー)が大好きな私達夫婦は、彼に会う前に内緒で少しだけ楽しもうと、列車を降りるや否やそそくさと直行したのだ。
◆KDW(カーデーヴェー)
「
Kaufhaus
des
Westens(西のデパート)」の頭文字3つの略称が百貨店の名前となったのは、開店当時、ベルリンの新興地であった西地区に建てられたことから由来している。100年以上の歴史を持つKDW(カーデーヴェー)は、1907年5月27日にAdolf Jandorf(アドルフ・ヤンドルフ)により創業された(ドイツ語版Wikipediaより)。 アメリカのデパートをモデルに高級志向を前面にした商法が当たり、あっという間にベルリンを代表するデパートに急成長した。後にナチスに買収されるが、大戦後には東西分断時代の陸の孤島であった西ベルリンの繁栄の象徴となる。
現在ドイツ全土に店舗をもつ百貨店GALERIA Kaufhof (ガレリアカウフホフ)なんかとは、品揃えのレベルが違いすぎるのだ。KDW(カーデーヴェー)と比較すると、GALERIA Kaufhof (ガレリアカウフホフ)が西友やヨーカ堂に思えてくる・・・と例えると違いがおわかり頂けるか?とりわけKDW(カーデーヴェー)上階のデリカテッセンの素晴らしさは有名で、戦前からのドイツ一高級な百貨店という地位を揺るぎなきものにしていると思う。
◆Austernbar
●Fines de Claires Speciales・・・13,90ユーロ
●Chardonnay・・・5,40ユーロ
●KDW Prosecco・・・4,90ユーロ

KDW(カーデーヴェー)上階のデリカテッセンを例えるなら、「子供なんか相手にしない大人のための食のテーマパーク」。Feinschmeckerbars(ファインシュメクトバー=素敵!旨い!バーエリア←うきうき訳)には、11店舗のイート・イン可能なカウンターがある。無類の牡蠣好きであるダンナが、まず選んだのは Austernbar(オウスターバー=牡蠣)。名前の通りの牡蠣の専門店。メニューを見て頂くとおわかり頂けるが、カウンターの店といったって、100ユーロ以上するメニューがあるんだからスゴイ。いなっ、スゴ過ぎる。ここは、常連が多いようで、隣に座ったご夫婦のダンナさんは、「いつもの」みたいな感じでオーダーするが・・・、なんと1人で大きな牡蠣を12個もペロッと完食して店を出ていかれた。他にも、常連的注文をされている方がおり、メニューどおりではなく、あの牡蠣、この牡蠣、もう一丁!あらよっと、と好みのものをそれぞれオーダーしてらっしゃった。実は牡蠣アレルギーのワタクシ。KDWの名前がついたプロセッコしか楽しめなかったんで、ダンナの計らいで泡モノのバーへ。
◆Moët & Chandon
日本でもお馴染みの
Moët & Chandon(モエ・エ・シャンドン)。Champagner-Bars(シャンパニャー・バー=シャンパンバーエリア)には、Moët & Chandonの他に2つの店があり、美味しいシャンパンが楽しめる。

●チーズ:Petit plateau fromages・・・14,95
1杯13ユーロ弱のシャンパンを極上チーズをドカ食いしながら、ダンナが1杯、ワタクシが2杯とツラっと飲み干してしまった。チーズは、Moët & Chandon(モエ・エ・シャンドン)の前にある店で注文し、運んでもらったもの。

隣に座ったベルリン・ギャル達が、おいしいそうなチーズを食べていたんで、どこで買ったのか聞いたら、目の前の店だと教えてくれ、パシリの私が、すぐに買いに走る。といっても歩いて3歩ほど。その間、ダンナはチーズ情報をくれたベルリンギャルに写真を撮るのを頼まれカメラマンとなっていた。

チーズ屋には、各種チーズ盛の価格表があるが、勿論、これとこれみたいに選んでオーダーできる。Champagner-Bars(シャンパニャー・バー=シャンパンバーエリア)の店は、どこもドリンクのみ提供。食べ物は他の店でオーダーしたものと一緒に楽しめるシステムとなっている。これが、また何とも言えず楽しいんだわさ。

ドイツではじめて見たよ、ルノートル。さすが、KDW(カーデーヴェー)。ドイツとフランスは隣り同士と思えないほど食文化が違う。それは、菓子類にも当てはまる。繊細なフランスケーキ、素材の味を十二分に活かした(ほんとか?)ドイツのケーキ。ドイツ人は繊細ケーキを好まないのかと思ったら、ルノートルは行列するほど人気があるようだ。先進的なベルリンだから繊細ケーキが売れるのか、あればやっぱり食べるのか? 日本では西武百貨店に入っていたルーノートルだが、今は全店撤退してるんだよね?日本のルノートルは、営業権利の譲渡を受けて実際には西武がケーキを作っていたと聞いている。よくある老舗の名前を借りた営業なんで、パリの本物ルノートルとは異なるものに違いないと思ってんのよ(パリのルノートルで食べてないけど)、ワタクシは。それゆえ、KDW(カーデーヴェー)のルノートルは、本場のフランス人がケーキ仕込んでるのかしら?と、ふと思ったりした次第。

最上階には、モダンでシックな内装のレストランとカフェがある。ここは、去年、観光の合間の休憩で使ってみたが落ち着く場所。とにもかくにも、これはKDW(カーデーヴェー)上階のデリカテッセンのほんの一部。これだけだと、スゴイ!ってのが伝わらないのが残念・・・。くぅうう。
この日、デパ地下ならぬデパ上で80ユーロ近くも飲み食いに浪費。日本のデパ地下のイートインコーナーで8千円(1ユーロ=100円換算だとね)使うのと同じだから、尋常じゃないね・・・。しかし、KDW(カーデーヴェー)のデリカテッセンは、何かを買うだけで帰るにはもったいないほど、ワクワク感がある所。ベルリンのKurfürstendamm(クーダム)に来るのなら、街なかのレストランより断然、KDW(カーデーヴェー)のデパ上をオススメする。そうそう、日本だと食品は、地下でレストラン街が最上階ってのがオキマリだが、ここは食品が下じゃなくて上ってとこがデリカテッセンの雰囲気を高めている気がするのよね。

お目当てモノの物色やダンナの友人アレキサンダーへの土産を買い、最後はフルーツジュースで締めKDW(カーデーヴェー)タイム終了。アレキサンダーへの手土産はシャンパン。西ベルリン嫌いのアレキサンダーなので、KDW(カーデーヴェー)に来たことがばれると気まずい・・・。だから、シャンパンはラッピングしてもらわず、はだかのまま持って行く。このあと、アレキサンダープレゼンツの「アングラ・ベルリン・ツアー(UBT)」がはじまる。
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