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2014年 11月 05日
ロシアに統治されていた歴史があるフィンランド。パン屋や市場にはあたりまえのようにピロシキが並んでいた。フィンランドでは、Lihapiirakka(リハピーラッカ)と呼ばれる調理パンで、中にはひき肉やタマネギ、そして米なんかがフィリングされている。ヘルシンキではEromanga (エロマンガ)という日本人には衝撃的な名前の老舗パン屋のものが有名なんだとか。残念ながら今回は、エロマンガのLihapiirakka(リハピーラッカ)は頂けなかったが、パン屋で市場でと何度も食べた思い出パン。 朝食を頂いたパン屋には、ずらりと美味しそうなパンが並んでいた。 いつもならベリー系のデニッシュパンなど選ばぬが、この日はこのビジュアルに負け、オーダーしてしまった。 ラーメンにごはん、いやいやロールパンに焼きそばといった方が近いか。まあ、この組み合わせをW炭水化物と揶揄することがございますが、このLihapiirakka(リハピーラッカ)もパンに米とW炭水化物だわね。ドイツの甘いオカユも驚いたけど、パンのフィリングに米は、なかなか衝撃的。 そして、またしても米パン。米と申しましても、こちらは米のミルク粥がフィリングされており、一見するだけではコメと見抜けぬのだ。 karjalanpiirakka(カレリアンピーラッカ )なる不思議なパンは、Lihapiirakka(リハピーラッカ)同様、フィンランドでは庶民に愛されている人気パン。パンはパンでも薄い生地でミルク粥がフィリングされているので、ミニ・ガレットのような風体。 ライ麦ベースの褐色生地にタマゴ&バターが輝く様子は、美味しいを絵に書いたような組み合わせ。 karjalanpiirakka(カレリアンピーラッカ )を頂いたのは、老舗の屋内市場 ハカニエミ・マーケットホール(Hakaniemen kauppahalli)の2階のカフェ。滞在2日目の朝一番に、朝食を頂くために市場に足を運んだのだが、この不思議なパンのことを知らず、親切な店のお姉さんに「これ、なんて名前ですか?」と尋ねるとこからはじまった。 フィンランド滞在では、お隣の国エストニアへ日帰り船旅も敢行。世界遺産の旧市街を楽しみに行ったのだが、街外れでキオスクの看板を目に、ひとりテンションが上がってしまった。穴のあいたパンにソーセージを突っ込んだホットドックといやぁ、デンマークが本場。しかし、バルト三国のエストニアでも、一般的なドックなのか? その疑問は解けぬままだが、コンビニでこんなものを売ってるなんて・・・。 エストニアでは、目的の旧市街になかなか到着できぬアクシデントがございまして、途中キオスクで、食べちまったよ、ホットドック。穴あきパンにしようかとも思ったけれど、ホットドックとコーヒーで2ユーロ(記憶が定かでないが、多分この値段)というポップに誘われ、ジャンクなドックを頂いた。キオスクのおばさんが、パニーニのパンを焼く機械に、かなり雑な感じでパンを放り投げ、じゅっと焼き色をつけ、ソーセージを挟んだだけ。ケチャップやマヨは自分でやってねと、これまた雑な感じの指示を受ける。しかし、なんともB級なこのドック、いけるわよ~。 フランス、スペイン、イタリアに比べると、食に見劣りする北欧だけど、パン屋のラインナップはフィンランドも負けず劣らず。
by uki2bnny
| 2014-11-05 21:37
| ・・・フィンランド
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