思い出のイタリアンレストラン (3)ヴュルツブルク

2016.3.19

＜画像はTrattoria Augustoホームページより＞

ドイツに住み始めた頃は右も左もよくわからず、なかなか美味しいイタリアンレストランに出会えなかった。その頃、旅したWürzburg（ヴュルツブルク）のとあるイタリアンレストランで、この大きなチーズ桶を目にしてびっくりしたのは昨日のことのように覚えている。「この店は、これが一番美味しいのよ！」と常連さんが教えてくれたのが、チーズ桶で仕上げられたSpaghetti Aglio-Olio e Peperoncino だ。数年ぶりにこの店で食事をしたいねということで、週末旅で訪れたWürzburg（ヴュルツブルク）での昼食を頂きに行く。

【Würzburger Hofbäu Pils vom Fass…2,90ユーロ/0,3l】

前日にたんまりフランケンワインを飲んでいるので、ここは街の名が冠のピルスビールを生でぐいっと。このビールはかなりドライで、ドイツビールにしてはキレキレな味。

Würzburg（ヴュルツブルク）といえばこの”Würzburger Hofbäu Pils”でして、 この街の名所 Alte Mainbrücke（アルテマイン橋）の大きな聖人像のひとつフランク国王ピピンもこのビールを手にしておりました。悪戯がすぎるわね…。

【Spaghetti Aglio-Olio e Peperoncino

　　(frischer Knoblauch, Olivenöl und scharfe Peperoncini) …8,50ユーロ】

軽く昼食ということで前菜なしで、いきなりパスタを。なつかしのSpaghetti Aglio-Olio e Peperoncinoはダンナがオーダー。

【Spaghetti „Augusto“

　　(frische Champignons, Vorderschinken-Sahne-Ei-Sauce)…10,50ユーロ】

ワタクシは店の名 „Augusto“がついたパスタを頂いた。生クリームとタマゴのソースとあるので、いってみればカルボナーラだわね。ベーコンではなく薄切りハムとマッシュルームがたっぷりと入っており、なかなか食べごたえがある。　　

【Panna Cotta…4,90ユーロ　　Espresso…2ユーロ】

カラメルソースがかかったプリンのようなパンナコッタがこれまたおいしゅうございまして、やっぱり外れのない店だわね。

この店でチーズ桶を目にしてからというもの、家でもこのペペロンチーノを再現したくて、デカいチーズを買うか買わぬか迷って数年…。早いものでドイツ生活6年だわと、この店で感慨にふけたのでした。チーズ桶で感慨というのが、うきうきビール的なのところでしょうか…。

■　■　■　■　■　Trattoria Augusto

【住所】Herzogenstr. 2 97070 Würzburg

【電話】+49 (0) 931 58666

【ホームページ】www.trattoria-augusto.de

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